いつか忘れてしまうのかな

~何かしらのヲタクとして生きる日々の備忘録~

7月12日の戯言

目覚めたら世界が大変なことになっていたあの日のこと。

週刊誌に出たことが全て真実だと仮定して話しますけど、結婚したことも子供がいることもファンにわざわざ報告する義務なんか1ミリもなくて、黙っていた=騙していたというのも違うと思うんですよ。じゃあ全ての声優が結婚したことを黙っているかというとそうでもなくて、マモちゃんとか代永くんとかリアルタイムで報告してる人もいる訳じゃないですか。だからそういう人達と比べて 「ちゃんと言ってほしかった」「それがファンに対する誠意だ」という言い分もわからなくはないんですけど、そこは事務所含めて個人のスタンスの違いなので、それも責められることじゃない。
今回こんな形で写真を撮られて本人が快く思うはずはないと思うんですけど、神谷さんにはリアルタイムで報告するという選択肢もあったんです。でもしなかった。その結果こうなった。自身の状況を鑑みるとそんなことは出来なかったというのもわかるんですけど、選択肢は「する/しない」の2択しかないので。
今回ここまで色んな意見や感情が渦巻いている要因は、単に結婚という事実が明るみに出たからというだけではなくて、それを何年間も公式に知らせることをしなかったからだと思うんですね。今までにも噂はありましたけどあくまで噂ですから。なんとなくそうかなとは思っていても、いざ事実を突き付けられると辛い。混乱する。それも当然の感情だと思います。だからといって神谷さんは微塵も悪いことをしていなくて、結婚して子供を授かったというごくごく普通の、だけど尊い幸せを手にしていたというだけなんですよね。こんな事態になって本当に可哀想だと思います。本当に気の毒だと思います。
週刊誌側の人間は当然悪ですが、それ以外の人達はみんな悪くないんですよね。悲しんでもいいし落ち込んでもいいし辛ければ距離を置いてもいいし素直に祝福できる人は祝福してもいいし、もちろん神谷さんだって自分の人生を自由に生きていい。行動や感情に正解も間違いもない。それによって神谷さんの迷惑になるような行動に走ったり、自分の価値観を他人に強要したりするのはダメですけど。意外にも祝福ムードの方が多くてちょっとアレな感じの人の方が少数、だけどみんな心のどこかで不安や遣る瀬無さやすっきりしない想いを抱えている、という状況に今は見えます。
私は私達に見せてくれている面とそうでない面を完全に切り離して評価するタイプの人間で、今回の件を受けても自分の中で何かが変わる訳ではないので今まで通りに応援します。本人から一言あるとかないとかそういうのはどうでもいいしどっちでもいいです。神谷さんは今回の件でファンのことを気に掛けたりする必要は全くないので、自身のことだけを考えてほしいです。あんなにも誠心誠意仕事に打ち込む格好良い人にこれ以上を求める気になりませんし、そもそもプライベートは仕事じゃないんだから何やってたって私達には関係のないことですよ。提供して下さる仕事が素晴らしいものであればそれだけでいいんです。
こんな時ファンに出来ることはほとんどありません。一度世に出てしまったものは取り返せません。本当に無力ですね。出来ることがあるとすれば、神谷さんの仕事の邪魔にならないような応援をこれからもしていくことくらいです。でもそれで充分だと思います。今はただ、この状況が一刻も早く落ち着いて心穏やかに過ごせる日々が訪れるように願っています。

ここからは追記です。
DGSでお話がありましたね。この件に触れなければならなくなってしまったことが本当に心苦しいです。曖昧にしたまま煙に巻いてしまうことも出来たのに、そうしなかった。その神谷さんのお気持ちを正しく受け取りたいと思いました。
このブログで今後この件に言及することは一切ありません。これでおしまいです。